弱った肝臓を強化!その2
肝臓に良い食べ物
CM、テレビショッピングやラジオショッピングなどで「二日酔いにはシジミ」とか「お酒の前にウコンエキスを!」とかのサプリメント系の情報をよく見聞きしますねー
私はそういった物を試した事はありません。鍼灸師なのでツボで何とかします。飲み会があるときは「大敦」というツボに粒を貼って出かけます。
「大敦」というツボは肝経の一番端にあるツボですが、悪心とかめまいとか頭痛などに効果があります。「大敦」に粒を貼って飲み会に参加した翌朝は「二日酔い」や「頭痛」が軽いです。
その効果を踏まえた上で予防的にそのツボに粒を貼っている訳です。
以前、二日酔いでムカつきや頭痛が酷かった時にヘロヘロな状態で「大敦」に鍼(はり)をしたらその症状がスーッと引いた経験もあります。
しかし、やっぱり「食」も大事ですよね。
「医食同源」という言葉もありますからね。
私は家飲みのときは芋焼酎なのですが、ロックやお湯割に「レモン」や「カボス」の汁を足して飲みます。
飲み会の席ではなかなかレモンやカボスを置いてある店はないですね。
そのときは唐揚げなどに付いてくるレモンを拝借して、ギューッと絞ることもあります。
これはには理由があって、お酒類の味は「辛」となるので、それを抑える役目がある「酸」を加えると中和されるからです。
これは東洋医学の五味というのが関係しているのですが、詳しい説明はまたの機会にしますね。
酸の作用
酸は多汗(汗をかきやすい)、下痢、頻尿を改善する作用があります。
冷え性、生理痛、下痢、疲れやすい、食欲がないタイプで多汗、下痢、頻尿の症状がある人
シナモン、羊肉、えび、うなぎ、ニラ、小松菜、キンカン、モモ、黒砂糖などがおすすめです。
寒い北海道でジンギスカンがよく食べられているのは何か関係があるのかもしれませんね。
のぼせ、ほてり、食欲が旺盛、赤ら顔タイプで多汗、下痢、便秘、頻尿の症状がある人
イチゴ、オクラ、酢、ビワ、アサリ、ウコン、コンブ、トマトなどがおすすめです。
ご自身の症状と見合わせてみて、あてはまるものがあれば試してみて下さい。
今回は五臓の中の肝に注目してみましたが、五臓はそれぞれが助けあったり、抑制しあったりしてバランスを取っています。
次は別の蔵に注目してみたいと思います!